土地選びのポイント part.2
本題に入る前に、前回のブログ「土地選びのポイント part.1」を読み返していて思ったのですが、
ここに書いていく内容は、
「こうしなさい」「ああした方がいいですよ」
という押しつけではなく、
「こういう方法もありますよ」「こんな考え方はどうですか?」
という、選択肢を広げるような感じでとらえていただけると良いと思います。
私のブログに限ったことではありませんが、
考え方は人それぞれ。
気楽に、なるほどなるほどって感じで読んでみていただけると幸いです。
近所には何があった方がいい?
ということで本題に入っていきたいと思いますが、
今回は土地選びの条件の③立地と④環境についてです。
まず、③立地に求める条件は、本当に人それぞれで、個人の考え方や住まい方によって無数に優先する条件がありますよね。
④環境(近隣の雰囲気)についても、個人で感じ方が違うことだと思います。
そのため③と④は平行して考えていきます。
ちなみに、私たち家族は、家づくりを考えていた約5年の間に、いろいろと土地を調べたり紹介してもらったりして、最終的に2つの候補の土地まで絞り込みました。
と、言っても、この2つの土地の情報も何年も温めていたわけではなく(土地の情報は足が早いので)、家づくりを始めたいなと真剣に考え始めた時に、ポッと運命に導かれるように情報が入ってきました。
我が家は運がよかったんだと思います。

みなさんはどっちの土地がいいですか?
それでは、この二つの土地の特徴を簡単に紹介すると、
一つ目の土地(A)は、古い住宅地の一角で、元々大きな土地だった敷地を複数軒に分割した土地で、周りの環境も新しい家や古い家などが入り混じったような住宅街でした。
※図面やイラストが無いので想像力を豊かにお付き合いください。
市街地からバスで20~30分。バスの本数はあまり多くありません。
子どもが通う小中学校までは、徒歩で約30~40分。バスだと約15分。
歩いて15分くらいのところに新しい商業施設がオープンし、コンビニも8分くらいのところにあります。
広さは約50坪。価格は約800万円。
二つ目の土地(B)は、元々畑だったところを開発して造った、新しい土地でした。
(元)職場がある市に隣接するベッドタウンにあって、近隣にも同じような開発の宅地がある閑静な新興住宅地の一角でした。
市街地からはバスもあるようでしたが、本数は少なく、代わりに電車の駅が近くにあります。
市街地までの所要時間は徒歩も入れて約40分。
小中学校も近くにあり、コンビニは有りませんが大型スーパーが徒歩圏内にあります。
広さは約80坪。価格は1100万円。
第一印象は、私たち夫婦で異なり、私はA、奥さんはBという結果でした。
この情報だけで、皆さんはどちらに好印象を持たれますか?
ちなみに、土地の価格でお気づきでしょうが、またしてもごくごく一般的な身の丈にあった価格だと思いますので、ご安心くださいw
土地から職場までのアクセスは?
では、ここからは、AとB二つの土地を元に、立地条件を優先順位を分けて整理していきたいと思います。
我が家を例に挙げると、優先する条件の一番目が、
私の(元)職場が市街地にあるため、車通勤ではなく自転車か公共交通機関で通えること
でした。
毎日のことですし、奥さんも将来的に働きに出ることを考えると、市街地にアクセスできた方が仕事も多いため、ここを我が家は最も重視しました。
今となっては転職などの可能性も視野に入れておくべきでした(笑)
また、あんまり早起きをしたくないので、通勤時間が20~30分の距離。
仕事終わりに飲み会があったときなどは、遅くまで運行している路線の近辺であること。(くだらない)
振り返ると、具体的にイメージしたことはそんなところでした。
ちなみに、AとBどちらも主要な幹線道路から少し入った所ですので、車を利用すればどちらも不自由はなく、同じ条件だということにもなります。
では、多くの方が条件の優先順位を高く設定する「通勤」という条件にあてはめてAとBを比較してみます。
Aの土地では、バス通勤。
土地の最寄りのバス停が始発から二つ目なので座ることも出来るし、(元)職場のすぐ側にバス停があるため、正直超楽です(笑)
ただ、私がバスに酔うため嫌な印象もありましたw
また、土地が市街地よりも高台にあるため、自転車通勤を想定すると、行きはよいよい帰りは・・・という感じです
それでは、続いてBの土地です。
Bだと電車通勤になり、最寄駅は路線の中間くらいにあるため、通勤時間に座ることは困難。
また電車を下りて職場まで約10分歩かないといけません(日々の運動には丁度良い)。
ちなみに同じくらいのエリアに同僚も住んでいて、そいつは自転車通勤していましたが、私としては・・・論外でしたw
さて、この条件だけを考えるとどちらが良さそうですか?
それぞれの周辺には何がある?
ではでは次に、土地の周辺の施設や周囲の環境などについてです。
検討する優先条件としては、
小中学校の校区とスーパーなどの商業施設までの距離、
あとは周辺の治安や交通状況などと、プラスα何かないかな~というざっくりとした感じです。
AとBともに住宅地の一角であるため、繁華街や大通り沿いなどの近くに店舗などが多くあって不特定多数の人が行きかうような場所ではありません。
Aの土地は、新しい家と古い家が入り混じった古い団地です。
特にバスに乗ると、お年寄りが多いような印象があります。
宅地は平地ですが地区全体が高台にあり坂が多い場所です。
周辺の道幅も狭く宅地も密集しているような環境でした。
また、我が家は小さい子供がいるため、学校までの距離や校区は優先順位の高い条件の一つでした。
調べてみるとAの土地は、校区の端っこで小中学校までは約2kmほどあり、アップダウンも多く、小学校低学年の子どもの足では正直しんどい距離でした。
スーパー、コンビニも徒歩圏内にもありますが、10分ほどかかるため、帰りの荷物を考えると正直車で行きたいところです。
その他には、商店などは少ないですが文教エリアに近く、病院や塾などは多いような感じです。
次にBの土地は、周辺が新しい住宅地で、平坦で開けていて一つ一つの土地も大きく(開発で造っているので逆に大きく造らないといけない決まりがあります)、とても明るい雰囲気がありました。
電車に乗るとなんとなく学生や、社会人が多い印象です。
なんとな~くですが、これまでの生活がガラッと変わるような新しい暮らしをイメージできるような真新しい土地でした。
生徒数の多い学校も徒歩圏内ですが、交通量の多い道路を通ることが、安全上、若干の心配要素ではありました。
スーパーは徒歩圏内にあり、ちょっと車で出ると複数の商業施設や病院、保育園などいろいろとある充実している地域です。ベッドタウンですからね。
生活を明確にイメージできるかどうか
さて、ここまで二つの土地をイメージしてあなたはどのように感じますか?
いや、感想はホントに個人個人でバラバラだと思います。
書いてる内容ですら私の主観が反映されていんるですから(笑)
ちなみに、あまり触れませんでしたが、私が最初にAの土地を選んだ理由の大部分は、
価格です(笑)
ここまでいろいろ言った上で、身もふたもない話ですが、だって無い袖はふれませんからねw
正直、うちの資金計画上では、土地が1000万円を超えると建物の理想を叶えることができませんでした。
自分としては、通勤に便利で価格が安いのであれば少々土地が狭かろうが、周りの雰囲気が窮屈そうだろうが、住めば都!!
そう言い聞かせました(笑)
ちょっと学校までの道のりは大変ですが、子どものうちは体力をつけさせれば良いのです!
買い物も、、、車でなんとかなる!!←元も子もないw
そう、100%の理想的な土地はないのですから!
考え方と自分たちを変えれば良いんです!
ちなみに、奥さんは周辺の環境を重視したようで、なんとなく暗くて、密集して古い建物も目立つAよりも、開けて明るく、住む人も歳が近そうなBが良かったようです。
また、電車での新しい暮らしというのも、なんとなく好印象だったようです。
女性はイメージで考えることが得意ですからね。(皮肉ってるわけじゃないですよw)
そして、最終的に我が家はAの土地で決めることになるのですが、それまでには他にも大きな要因がありました。
それは、次回話します、
⑤安全性
です!
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